CAREER MARK公式ブログ

駐在員パートナー(駐在妻・もと駐在妻)のためのキャリアサポートを展開。 「自分らしく働きたい」あなたの意欲と「未来に向けて成長したい」企業を繋ぎます。駐在帯同後に再就職した駐在員パートナーへのインタビューや、採用した企業へのインタビュー、キャリアプラットフォームCM+のイベントレポートなどを掲載中!

キャリアを再始動!多様なはたらき方を選択肢に-パーソルテンプスタッフ「FlexibleCAREER」-

「駐在帯同でブランクがあるから、派遣ではたらくしかないでしょうか?」
これは、本帰国した方からよく聞く言葉です。

単純作業ばかり。成長を求められない。時間に融通は利くけど将来が見えない。
「派遣社員」にはそんなイメージがあるかもしれません。

そんなイメージを大きく変える新しい派遣社員の形「FlexibleCAREER(フレキシブルキャリア)」を展開しているのが総合人材会社のパーソルテンプスタッフ株式会社です。


「どんなステージでもキャリアが途切れない社会へ」


CAREER MARKと同じ思いを持つパーソルテンプスタッフ様に、サービスに込めた思いをCAREER MARKのキャリアコンサルタント小橋がインタビューしました。   

 

パーソルテンプスタッフ株式会社 鈴木汐香様 ご紹介

パーソルテンプスタッフで短時間勤務に特化した事務派遣営業を6年担当。
2022年より現部門FlexibleCAREER(ハイスキルな短時間勤務スタッフを紹介するサービス)の責任者として営業企画・推進を担当(取材当時)。

FlexibleCAREERとは?

―最初に、FlexibleCAREER(フレキシブルキャリア)について教えてください。

 

パーソルテンプスタッフ 鈴木様(以下、敬称略):

FlexibleCAREERは、これまでの専門性やキャリアを活かしながら、短時間勤務(いわゆる“時短”)ではたらきたい方を専門に支援するサービスです。
パーソルテンプスタッフでは、キャリア面談からお仕事紹介、就業中のフォローやキャリアアップ支援まで、さまざまな形で「はたらく」をご支援しています。特に事務系のお仕事に強みがあり、幅広い事務職のご紹介を行っています。
その中でもFlexibleCAREERでは、経理や人事、マーケティングなど、専門性の高い事務職を中心に、これまでの経験やスキルを活かしながら時短ではたらきたい方と企業をつなぐサービスとして展開しています。

 

はたらく人と企業のニーズはどう変わった?

多様なはたらき方は時代のニーズ

―なぜこのサービスを始めたのでしょうか。

 

鈴木:

どんな方でも、ライフステージや人生の状況によって、「どうしてもはたらき方を調整しないといけない」「今までのようにははたらけない」という時はあると思います。
そうした時に「キャリアを止めない選択肢」として、いろいろなはたらき方を選んでいただけたらというところが、もともとの立ち上げの背景です。
具体的なはたらき方として、週3・4日の勤務を始めとする時短勤務で、これまで培ってきたキャリアを活かしてはたらける、ということを大事にしています。

仕事の一例

※現在取り扱っている求人はこちら
※FlexibleCAREERのお問い合わせは こちら

 

―はたらく時間が短くても、これまでのスキルを活かせることははたらく側にとって大きな魅力ですね。

 

鈴木:

はい。今の労働市場の慣例では、短時間ではたらこうとすると、家の近くでのパートや、比較的決まった業務内容のお仕事が中心になりがちです。それももちろん大切なお仕事ですが、どうしてもこれまでのキャリアや専門性を活かしにくく、キャリアが途切れてしまうことも少なくありません。
FlexibleCAREERでは、キャリアを継続しやすく、できるだけ収入を大きく下げることがないお仕事を増やしていきたいという思いがあります。

 

―2016年にサービスを立ち上げてから10年、社内外の反応はどうでしたか?

 

鈴木:

立ち上げ当時も求職者の希望するはたらき方は多様化しており、週4日だったり、時短ではたらきたいというニーズは年々増えていました。
そこから10年経ち、サービスを取り巻く雰囲気は大きく変わりました。変わらざるを得ないぐらい求職者側のニーズが強くなったと感じています。はたらく条件として求められることが年々増えているのがわかりますし、そこはもう弊社としても人材業界全体としても改善点として捉えていかないといけない部分だと考えています。

 

採用する企業のニーズとは

―採用する側の企業はどんな人を探しているのでしょうか。


鈴木:

企業が求めているのは、専門性これまでの経験を活かして即戦力として活躍できる人材です。特に経理や人事、マーケティングなどの専門事務職では、経験のある方へのニーズが高いと感じています。
一方で、労働力人口が減少する中で、「なかなか良い方に出会えない」「ポジションが長く空いてしまっている」といった声もよく聞きます。
ただ、市場から優秀な人材がいなくなったわけではありません。多くの求人がフルタイム週5日を前提としている一方で、「短時間で専門性を活かしてはたらきたい」という求職者のニーズは年々高まっています。企業としても、こうした変化を踏まえた採用が必要になってきていると感じています。

 

―企業のニーズと求職者のニーズの双方に応えるサービスなんですね。

 

鈴木:

そうですね。このサービスは「多様なはたらき方を提供したい」という思いから始まりましたが、近年は派遣社員への期待も大きく変化しています。かつては補助的なポジションとしての役割が中心でしたが、今では頼れるパートナーとして捉える企業も増えてきました。
実際に、ご依頼の半分以上が以前は正社員が担っていた業務で、業務設計や改善提案など、専門性を活かした領域を任されるケースも増えています。
その結果、企業は雇用形態に縛られず「必要なスキルを必要なタイミングで」確保でき、求職者も短時間で専門性を活かした仕事に携わりながらスキルを高めることができます。柔軟なはたらき方とキャリア成長を両立できる点が、FlexibleCAREERの強みだと考えています。

 

FlexibleCAREERでスキルを活かしてキャリアアップを

長い目でキャリアを見てくれる存在

―FlexibleCAREERに登録している求職者はどういう方が多いですか?

 

鈴木:

大きく4つの属性の方がいらっしゃいます。

  • 子育て中の方
  • 介護中の方
  • 自身のフリーランスの仕事と両立していきたい方
  • 学業(例:士業試験等)と両立してお仕事をしていきたい方


圧倒的に多いのは子育て中の女性です。
ただ、フリーランスの方や副業したいという方もコロナの影響もあって結構増えてきていますし、男性も増えています。もともとは女性・ママ層の支援が中心だったんですが、どんどん変わってきていますね。
最近の新規のご登録者様だと、男性の方で「学業と両立してお仕事していきたい」「勉強して資格を取ってフリーランスではたらいていきたいので、派遣で両立していきたい」っていう方がかなり増えているなと思います。

 

―自分らしい生き方に合わせてはたらき方や仕事を選びたい、という方が登録されているのですね。

 

鈴木:

そうですね。また、子育て中の方からは、「小一の壁ではたらき方を見直した」というお声を本当によくいただきます。低学年の間ははたらくのを控えていたけれど、中学年〜中学生になると少し時間に余裕が出てきて、でもフルタイムは体力的に不安。子育ても大事にしながら、時間や日数を調整してはたらきたい―そんな思いから登録いただくケースが増えています。無理なく続けられる形で、キャリアも前に進めていける点を評価いただいています。

 

―長くはたらくための最初のステップとか、一つの段階として派遣社員を選ばれているのですね。

 

鈴木:

はい。もしかしたら、一度派遣ではたらくとずっと派遣っていうイメージがある方が多いかもしれないですが、FlexibleCAREERでご支援させていただいてる方々や新規のご登録の方も、ほとんどが正社員でお仕事をされていて、何かのご事情だったりライフスタイルの変化があって、はたらき方を見直して選択してきてくださっているという方が多いです。


―福利厚生についてはどうなのでしょうか。

 

鈴木:
有休や産休などの制度が利用できます。有休の日数は勤務形態によって変わりますね。
それからキャリア支援として、無料でキャリア面談も受けられます。年に1回、キャリアの棚卸しをする面談も行っています。
雇用形態としては派遣になるので給与は時間給制で、賞与はないのですが、その分ライフスタイルに合わせて柔軟にはたらける環境です。
有料の研修制度もありますし、就業開始後には栄養管理師さんに相談できたり、妊活サポートの相談ができたりと、提携サービスの特典も用意しています。

 

―たくさんあるんですね!

 

鈴木:

はい。事情があってもキャリアを諦めることがないようにという思いからです。

 

―長い目でキャリアを見てくれるんですね。派遣会社も含めた人材紹介業界でそうしたスタンスは少ないのではないでしょうか?そこがFlexibleCAREERの特長ですね。
私たちCAREER MARKも同じ思いで、「長期的にキャリアを考える」ために伴走型のキャリアサポートを大事にしています。

 

「一度派遣になると戻れない」は本当?

鈴木:
「一度派遣になると戻れない?」という不安はよくいただきますが、そんなことはありません。私たちは“ずっと派遣でいてほしい”のではなく、その時の条件や生活に合わせて派遣を選び、経験をキャリアとして積み上げてほしいと考えています。
実際、派遣で正社員と同水準の業務を担い、その後に正社員へ戻った事例もあります。「今は時間やはたらき方を優先して派遣を選ぶ」「この業務経験を積んで次に挑戦する」といった前向きな使い方ができるはたらき方です。派遣はキャリアを長く続けるための選択肢のひとつ。自分の望むキャリアに向けて、柔軟に活用していただければと思います。

 

―「派遣しかない」という感じではたらくのではなく、自分の意志で、長期的にキャリアアップを目指すという戦略的なキャリア観のもと前向きに仕事をしようとしている人には、とてもフィットするはたらき方ですね。

 

派遣からステップアップできる人は何が違うのか

―派遣社員の経験をどう活かしたらキャリアアップできるのか、アドバイスをいただけますか?

 

鈴木:

当たり前ですが、最初は任された業務にしっかり向き合うことが大切です。
それに加えて、FlexibleCAREERの利用者の方は、培ってきた経験や知識をもとに必要ならプラスアルファで提案できたり率先して動くことができる、という方が多いです。
そうすると、もともと定められていた業務内容から結果的に任されることが増えます。そういう方は「派遣社員だったけど、ここまでできているのでもっと条件の良い会社にします」「次は正社員で応募します」と言えるようになります。

こちらのOさんのように、キャリアを継続したいと思ってFlexibleCAREERに登録し、目の前の業務にしっかり取り組みながらチャレンジをした結果、直接雇用に切り替わった、という事例もあります。

 

www.tempstaff.co.jp

―これまでの経験を活かしてできることをどんどん広げていき、次のステップに進むというのは、スムーズなキャリアアップの道ですね。仕事をお願いしている企業からしても、「これもできるならお願い」と任せるのは自然なことですよね。

 

鈴木:

はい。もともとお願いしていた業務から範囲が広がるなら、私たちは派遣先の企業に「ここまでの業務をしているので時給を上げられませんか?」など交渉をしますので、そこは安心してスキルを活かしてほしいと思います。

 

仕事復帰にはいろんな道があっていい

駐在員パートナーが感じる再就職の壁

―駐在員パートナーの皆さんが再就職するにあたって大きな壁になるのが、「自分は何ができるんだろう」という点です。帯同で数年間仕事から離れると、どうしても自分の強みやスキルを自覚する機会が少なくなり、やりたい仕事・できる仕事をパッと言える人の方が少ないのが実情です。


鈴木:

「以前のようにはたらけないんじゃないか」「はたらきたいけどどんな仕事ができるんだろう」という不安が皆さんあるんじゃないかなと思っています。はたらくことから数年離れることで、「自分がどのくらいの市場価値なのか」と結構悩まれるんじゃないでしょうか。
子育てなどで正社員を辞めた方も同じように悩まれる人も多いんです。人材としての市場価値はとても高いのに、自信をなくして「私、大丈夫かな」と不安を感じやすく、さらに「仕事と子育てを両立しなきゃいけない」などの悩みも重なってくると、市場価値の自己認知と客観的な認知がずれ、結果としてマッチする求人を見つけられなくなっていることが結構あります。
派遣社員を選ぶことで以前と違うはたらき方になる方が多いので不安は皆さんあると考えています。そこは十分に理解しているため、はたらく入口の部分のサポートは他の派遣会社と比較してかなり手厚いです。

例えば、派遣を希望される方は、一般的には自分で仕事を選ばれます。ですが我々はご条件やご希望をお伺いした上でお仕事をご紹介する、一緒にお仕事を選んでいくということも可能です。

 

―自分に合う仕事を選んでもらえるのはありがたいですね。
実はCAREER MARKでもスカウトサービスを利用される方の多くが、「どんな仕事が合うかわからない」とおっしゃいます。市場価値が分からないと自分の強みも言語化できず不安なので、「未経験でも可」とか「誰でもできる」と募集されている仕事を選びがちになるんですよね。
そんな時、「あなたにはこういう仕事が合いますよ、できると思います」って求人をひとつ紹介するだけで、みんな自信を取り戻して、「私、こういう仕事を勧めてもらえるんですね」と前向きになる方がたくさんいらっしゃいました。
もちろん自分で選ぶこともできるけど、「あなたはこんな仕事が合う」とプロから提示してもらえるというのはすごく安心されると思います。


鈴木:

加えて実際にお仕事についた後は、一般的な全体の市場価値を踏まえて、はたらき始めやはたらいた結果(契約条件から仕事の幅が広がった)を持って、条件面・時給面を派遣会社が間に入って交渉するというのは結構大きいなあと思っています。そういう条件面のサポートもできるところは、自信を一度なくされたりとか、市場価値がわからなくなった方にとってはとても役に立てているのではと思います。

 

 

キャリアを継続するために大切なものは?

―今回お話を伺って、キャリアを継続するために必要なのは「選択肢を知っておくこと」だと感じました。
駐在帯同や育児や介護など、仕事を続けるのが難しい時というのは誰にでもあると思います。そういう時でも、FlexibleCAREERやCAREER MARKの事例から「一度仕事を辞めてもまた復帰できる」「これまで培ったキャリアは無駄にならない」という道があることを知っていただけるとキャリアを諦めることなく、ご自身のキャリアを長い目でみて大切にすることができると思います。

 

鈴木:

ご自身や家庭の状況で「今までずっと正社員ではたらいてきたけれども、キャリアが断絶されてしまう」って思われてしまった時に、「FlexibleCAREERっていうはたらき方の選択肢があるから安心していいよ」と伝えたいですね。
「こういう選択肢があるなら、こっちを選択してみようかな」っていう安心を感じてもらいたいです。

 

―駐在帯同や子育てで離職した、いわゆる「ブランク」のある人に対して、まだまだ固定観念をお持ちの企業様もいらっしゃると思います。CAREER MARKを利用する方は仕事への意欲が高い方がとても多いのですが、そうした意欲もスキルもある方と、人材が欲しい企業が出会う「場」がまだまだ整っていないと感じています。

 

鈴木:

企業様と話している中でも、「今すぐ即戦力が欲しい、でも経験者が見つからない」と言われることはよくあります。でも完全に消えたわけじゃなくて、求職者の求めるはたらき方が多様化しているんですよね。フルタイム正社員という枠の中では採用できないんだよ、ということだと思います。
派遣を希望している人たちの中に実は即戦力となる人がいて、今は時間を優先して派遣を選んでいるだけなんだよということは伝えていかないといけないな、と思いました。


弊社が行ったアンケートから、3年程度は派遣社員としてはたらき、その後正社員に戻りたいと考えている方が4割に上るということがわかりました。なので企業様にも、FlexibleCAREERの方をまずは受け入れていただいて、その方が良い人であれば直接雇用で正社員に切り替えるっていう選択肢もあるんですよ、ということは伝えています。
これが今後、人材不足の一つの解決策にもなるかなと思っていますし、はたらく側もすごく安心感があると思うんですよ。最初から正社員としてはたらけるという確約はできないんですが、2,3年そこでしっかりスキルを伸ばせば正社員として雇われる可能性もあるという環境ではたらくというのは、それは日々のやりがいにもなると思いますし、はたらくひとつの選択肢になると思っています。

 

―これからは特に「キャリアは会社が与えてくれるものではなく、自ら作っていくもの」という意識が大切ですね。
会社を辞めたからキャリアが終わるわけではないですし、一度正社員を辞めたらもう二度と戻れないというわけでもないのですよね。
CAREER MARKでも、引き続き、駐在員パートナーと企業との橋渡しになれるよう、活動していこうと思います。

 

鈴木様、ありがとうございました!