本日は初開催の「帯同前キャリアセミナー」についてレポートします!
帯同前キャリアセミナーのオーガナイザーはもとイギリス駐在妻でキャリアコンサルタントの林眞帆(以下、林)。参加者は海外に5年の帯同経験があり、間も無くご自身2回目となる海外駐在帯同を控えているというA子さん。途中、数名の帯同経験者もゲスト参加し、より具体的な体験談をシェアする時間も設けられました。ワークの時間を含むトータル3時間のセミナーは、あっという間に時間が過ぎてしまう充実した内容となりました。
- 駐在帯同前に「今」できることはなんだろう?~ チャンスを最大限に活かす方法 ~
- 参加動機は「後悔したくないから」
- 現状と未来を「言語化」することがポイント~ キャリアコンサルタントの伴走で具体化させる ~
- 帯同前キャリアセミナーを終えて
駐在帯同前に「今」できることはなんだろう?
~ チャンスを最大限に活かす方法 ~
海外駐在の話が出た時に、真っ先に思うことはどのようなことでしょうか。仕事を持つ意志のある妻ならば、様々な思いが駆け巡る中の一つに「仕事をどうするか」ということが含まれているのではないでしょうか。そして、自分の意志とは関係ないタイミングで決断しなければならないモヤモヤした気持ちを抱える方も少なくないでしょう。また、心の準備もできないまま帯同すると「自分は何のために来たのだろう」というアイデンティティロスに陥る方も多くいらっしゃいます。
そこでCAREER MARKでは帯同前にご自身と向き合い、準備をする「帯同前キャリアセミナー」を企画しました。「ご自身の意志で渡航すること」そして「帯同期間中を最大限活かす術を知ってから出発すること」が帯同期間中をより充実させ、帰国後にも繋がるような「リブランディング期間」にすることができるという考えのもと、サポートしています。
参加動機は「後悔したくないから」
既に帯同経験をお持ちのA子さんが参加された理由は、「過去の帯同時にも、もっとできることがあった気がする」という漠然とした後悔と「今回は、事前に準備すればより充実した日々を過ごせると思う」という前向きな理由からでした。ご主人は既に渡航されているものの、コロナの影響もあり帯同家族の渡航は保留状態とのこと。先が見えづらい不確定な状況下でも “今できること” に対して行動できる姿勢に私自身も見習いたいと思いました。
現状と未来を「言語化」することがポイント
~ キャリアコンサルタントの伴走で具体化させる ~
セミナーでは、知識として知っておくとよい理論や人間としての成長の種類とその方法のレクチャー、帯同経験者による体験談のシェア、過去を棚卸することで未来に繋げるワーク、帯同期間中にできるキャリアに関するアドバイスなどが行われました。このセミナーを通してできることは、それぞれの「強み」や「好きな事」を改めて掘り起こすこと、そしてそれらを念頭に帯同期間中の目標ややりたいことを具体的にすること。さらには帰国後の未来を描くことです。その際ポイントとなるのは現状と未来を「言語化」するということ。1人では難しいこのプロセスも、キャリアコンサルタントと言葉のキャッチボールをしながら進めると、すんなりとできるという点がこのセミナーの魅力でもあります。
最後に「ここで具体化させた帯同の目的や目標、描いた未来は途中で変わってもいいのですよ。むしろ、変わって当たり前。それだけ、予想外なことが起こりますし、ご自身も想像以上に成長をするものだから、その変化も楽しんでほしいと思います。」という林からの応援メッセージで締めくくられました。
帯同前キャリアセミナーを終えて
“Everything happens for the best.” アメリカ駐在帯同経験11年、その後国内転勤や夫の単身赴任も経験した母から受け継いだ座右の銘です。何があるかわからない、自分の力だけではままならないことも多い海外駐在帯同生活。けれど、何が起こっても全てが最善の道に繋がっている。そう信じながら生きてきた母の言葉が、私自身も駐在帯同経験を経てより心に響くようになりました。そして、このセミナーに同席させていただき「計画や目標は変化していってもいい」というメッセージに私自身も救われました。なぜなら私自身も夫の海外駐在が決まって以降、物事が予想と計画通りに進んだ事がなく、思い描く未来も変化し続けているから。
ぜひ、世界へ飛び立つ全国の駐妻がその経験を謳歌して、そして活かして人生を運んでほしいなと(また自分もそうでありたいなと)、改めて思わせていただく好機となりました。
文:CAREER MARK インターンディレクター ますだゆうこ
-毎月イベントを開催しています!
詳細が決まりましたらご案内いたしますので