CAREER MARK公式ブログ

駐在員パートナー(駐在妻・もと駐在妻)のためのキャリアサポートを展開。 「自分らしく働きたい」あなたの意欲と「未来に向けて成長したい」企業を繋ぎます。駐在帯同後に再就職した駐在員パートナーへのインタビューや、採用した企業へのインタビュー、キャリアプラットフォームCM+のイベントレポートなどを掲載中!

CAREER MARK 2周年特別企画「ブランクがあっても採用される人とは?」模擬面接ウェビナー 開催レポート

2022年4月、CAREER MARKは2周年を迎えました!
2周年を記念して、特別企画「ブランクがあっても採用される人とは?」模擬面接ウェビナーを開催、その内容を紹介したいと思います。

CAREER MARKの始まりは、共同代表 鎌田が経験した2年間の英国ロンドンへの駐在帯同経験。自分自身もキャリアのブランクに悩んだことから「世界中の駐在妻がチカラを発揮できる社会を目指して」をコンセプトに、駐在妻などキャリアでブランクを抱えた人に向けた人材紹介事業をスタート。人材紹介事業だけでなく、人材開発機能も設け、インターンやコミュニティ、1on1キャリアサポートなど駐在妻が再就職に向けて準備ができるような様々な環境を提供しています。

 今回のイベントの主な内容はこちら

1.模擬面接

まずは企画のメイン、大勢の前での公開模擬面接です。今回は2つの企業様、2人の駐在妻の方に協力頂いて模擬面接が実現しました。モデレーターはLAXIC編集長の小山佐知子様。
企業はどのような質問をしてくるのか、どのような目線でブランク人材である駐在妻を見てくるのか、そんな所が見所です。

(1)35CoCreation合同会社(桜庭様)とDさん

シンガポールでの駐在帯同を経て本帰国、現在再就職活動中のDさん。帯同前は製薬会社でMRの仕事をしていました。
シンガポールでの生活が楽しかったと語るDさんに桜庭さんは、

  • 楽しさの源は何だったと思うか?

  • どのようなことにワクワクした気持ちを持って行動できたのか?

  • 逆にやりたくないのはどんなこと?そういうときはどうする?

と質問を投げかけ、Dさんはシンガポールでの出来事や製薬会社でのエピソードを交えながら答えます。面接で印象的だったのは、企業が帯同前のキャリアと同じようにシンガポール帯同中の出来事についても聞いていたこと、どちらの経験も分けずに「どのようなことがDさんの行動力の源泉なのか?」「逆にどのようなことは源泉にならないのか?」に焦点をあて聞いていたことです。

Dさんは桜庭さんとの会話の中で、仲間と一緒に何かをつくりあげることが楽しみの源泉で、それには自分が共感できる事業やテーマであることが大事だと話します。聞いている私たちにもDさんが日本やシンガポールで、どのように楽しみを感じながら前向きな姿勢で生きてきたかがよく分かる面接内容になりました。
 

(2)ラクスル株式会社(松本様)とOさん

現在はシンガポールで海外駐在帯同中、2人のお子さんを育てながらパートタイムで現地の日系企業にて勤務中のOさんです。
松本さんはOさんのシンガポールでの駐在帯同生活のことを

  • どのような気持ちから現地での就職を考えたのか?

  • 実際に現地で生活・就労してみてどう感じたか?

  • 子育てとの両立、言葉や文化の違いでの苦労はどうだったか?

色々な角度からきめ細かく聞いていきます。実はOさん、シンガポールへの駐在帯同が決まった時点で現地での就職活動を開始、渡航前に既に正社員として採用が決まっていたそう。でも実際に働いてみると、文化の違い、言葉の壁、育児との両立に苦労し一度退職を経験。その後現地での生活に慣れてから「やっぱり私は働いていたい」と同じ会社に再度パートタイム勤務という形で復帰したそう。

現地でぶつかった壁、どのような形で乗り越えたのか、壁にぶつかっても仕事を続けたい理由について聞いたことで、松本さんは履歴書だけでは感じられなかったOさんの仕事に対するモチベーションの高さ、熱量を感じられたことが良かったと話します。画面からもOさんの芯の強さ、しなやかな生き方がよく伝わる内容でした。

2.座談会

次はLAXIC編集長小山さんの進行で、模擬面接をされた4名と鎌田で次のテーマについて語ります。

  • ブランク後の再就職 本当の壁は何?

  • ブランク人材を活かす「多様な働き方」とは?

海外駐在帯同によるブランクは、本当に再就職の壁になるのでしょうか?
帰国した駐在妻が再就職活動をする時に駐在帯同中のことには関心を示さない企業に出会った経験があるという話も出てきました。でも今回面接官役を務めてくださったお二人は、駐在帯同によるブランクの有無にはこだわりなく、何をしたい人なのか、何ができる人なのかという観点から採用担当として知りたいことを聞いていた印象です。
桜庭さんは「駐在妻であってもなくても私が知りたいのは‘’何がこの人のエンジンなのか‘’、’’何がこの人のエンジンにならないのか’’。」、松本さんは「スタートアップ企業においては人を一から育てる余裕がないので社会人経験がある人の復帰はありがたい」と語ります。

また、駐在妻の再就職ではフルタイムでの正社員だけでなく、限られた時間でのパートタイムや時短勤務、リモート勤務を活用した多様な働き方をしたいという希望も多く聞きます。仕事に多くの時間を割けないことは再就職の壁になるのでしょうか?松本さんは「企業次第ということはあるけれど、短い時間で成果を出す働き方ができている人は自分の会社でも現にいる。働き方は自由になる流れではないでしょうか」と語ります。

全ての企業ではなくても認めてくれる所はある。ブランクを自分で壁にせずに自分が何をしたいのか、何ができるのか、探してみて一歩踏み出す。そんな気持ちが再就職への第一歩になるのだと改めて感じるお話でした。

3.CAREER MARK新サービス『リターンシッププログラム』とは?

「実際に働き出してみないと分からないことが多いよね」これは、再就職活動をする駐在妻からも採用を行う企業からもCAREER MARKがよく聞く言葉です。このような言葉から6月よりリターンシッププログラムが始まります

CAREER MARKのリターンシッププログラムは「再就職を希望する人に対して、企業で期間限定の就労機会を提供」、離職期間を経て再就職を希望する方と働く意欲のある人を採用したい企業との橋渡しをするサービスです。リターンシップは試用期間として位置づけ、実際の就労前に「求職者と企業がお互いに相性を確認しあい」「就労にあたっての条件をすり合わせることができる」というメリットが。詳しくは近日中にホームページInstagramでお知らせいたします!

4.あとがき

模擬面接に座談会、新サービスの案内と盛りだくさんの内容であっという間の一時間半でした。今回のイベントの開催にあたっては、駐在妻の皆様からも有難いことにたくさん質問を頂きました。

  • 駐在帯同中の経験をアピールする方法は?どんなことをしておけば再就職に有利なのか?

  • 離職期間が5年、日本に帰国する頃には40代になる予定。再就職できるかが不安。

  • 語学力アップは強みになるのか?

  • 事務の経験しかないが、他にどんなスキルがあれば採用につながるか?

  • 子どもの受験準備があり今は働くことができないけれど、仕事に戻りたい。どんなスキルや資格が再就職に生かせるのか?

今回は時間の都合で全ての質問に答えることができませんでしたが、せっかく頂いたご質問、CAREER MARKのインスタライブで共同代表の鎌田、キャリアコンサルタントの小橋がお答えいたします。ぜひInstagramをフォロー、インスタライブをご覧ください!
公式Instagramはこちら

この2周年特別企画は予想を超える多くの方にご参加いただき、好評いただきました。ありがとうございます。「世界中の駐在妻がチカラを発揮できる社会を目指して」これからもCAREER MARKでは世界中の駐在妻と企業をつなぐ橋渡しをするための様々なサービスを提供してまいります。

 

文:CAREER MARK インターン4期 加藤朋子

 

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