CAREER MARK公式ブログ

駐在員パートナー(駐在妻・もと駐在妻)のためのキャリアサポートを展開。 「自分らしく働きたい」あなたの意欲と「未来に向けて成長したい」企業を繋ぎます。駐在帯同後に再就職した駐在員パートナーへのインタビューや、採用した企業へのインタビュー、キャリアプラットフォームCM+のイベントレポートなどを掲載中!

仕事への意欲が高く、主体的に活躍の場を広げる人材が採用できた

パートナーの海外駐在に帯同し、日本でのキャリアを一時中断して現地で生活をしてきた「駐在妻」「駐在員パートナー」と呼ばれる方々。帰国後、再び働きたいという意欲をお持ちの方は大勢いらっしゃいます。

 

しかし中途採用の場では、駐在帯同期間が「離職期間」とみなされることが多く、再就職が思うように進まず悩まれる方も少なくありません。企業側も駐在員パートナーの採用に慎重になるケースが見受けられます。

 

そこでCAREER MARKは、採用する企業の心配を取り払うため、CAREER MARKの人材を採用いただいた企業様へインタビューを行い、「ご紹介企業の声」として魅力の発信に取り組んでいます。

 

今回は、駐在員パートナーを2名採用された株式会社ハッシン会議様の事例をご紹介します。
ハッシン会議様は、「持続的な発信活動を行う最強の広報組織を作る」というビジョンのもと、広報の外注に頼らず、クライアント企業内に人材・リソース・ノウハウ・知見を蓄積していくことをゴールに掲げています。経営者や社員の思いを自社内で仕組みを作って発信できるように、中長期で伴走・支援をしている企業です。

同社社長の井上 千絵様と、採用した2名がインターンの時にマネジメントを担当した増田 優子様へインタビュー。増田様は、ご自身も駐在帯同経験者です。採用に至った経緯や、駐在員パートナーを採用して良かった点などをお伺いしました。

 

目次

 

 

チームにとって欠かせない人材を採用できた

―この度は、CAREER MARKの人材紹介サービスをご利用くださりありがとうございます。元々ハッシン会議様とは駐在員パートナーのインターン受入れで関わらせていただいたご縁がありました。改めてインターン生の2名を採用された理由をお伺いできますしょうか。

 

井上様(以下、敬称略):
広報に関わりたい人に対してキャリアのかけ橋になれればという想いで、駐在員パートナーのインターン生をハッシン会議で受け入れてきました。その中から2名を採用しています。インターン期間中からハッシン会議の活動を通じて、組織にしっかり貢献してもらえるイメージを持つことができました。

 

ハッシン会議はPR会社とは違い、組織の内部で持続的に発信活動を行うにあたって広報のチーム作りや、広報担当者の人材育成を行っています。企業ごとに異なる事情のなか、組織に入り込んで1年以上支援することが多いです。型にはまった支援が難しいので「柔軟であること」がハッシン会議のメンバーに共通しています。
それに加えて、広報経験をはじめ、メディア、ライティング、SNSなど、発信関連のスキルを求めています。

 

採用したHさんは、元々テレビマンとしてアメリカでニュース制作に携わっていた経験があります。実は当初、具体的な採用計画は立てていなかったのですが、新しく始めた伴走型eラーニングサービス「Learney」の立ち上げ時にジョインしてもらうことになり、まさに組織が広がっていくタイミングで必要な人材だったと感じています。

 

増田様(以下、敬称略):
KさんはSNSデザインが上手で、主にクライアント様のSNS投稿を担当していただいています。広報経験は未経験ではありましたが、インターン中に自分の強みを発見し、常に能動的に動いてくれました。

 

例えば、他のメンバーができていないことや追いついていないことを察知する能力が高く、自分が持つスキルを共有する勉強会をセッティングしてくれました。リサーチ業務の依頼では、目的を理解したうえで積極的にアイデアを出したり、自分だけでは対応できない部分は他メンバーにも声をかけてうまく連携を取ったりと、自ら動いてコミュニケーションを取ってくれる人材でした。依頼内容の伝え方が同じでも、アウトプットが大きく変わり、チームにとって欠かせない人材と判断し採用に至りました。

 

渡航前に培ったキャリアに誇りを持ち、働く意欲が高い

採用にあたって、他の求人媒体から応募された方と、CAREER MARKからご紹介した方とで、何か違いを感じられましたか。

 

井上:
CAREER MARKをきっかけに出会った方は、優秀な方が多いと思います。広報経験者は全体の1割程度でしたが、渡航前に日本の一般企業に勤めて培ったキャリア、ご経験を活かした活動をしていきたいという強い熱量をお持ちだと感じていました。

 

増田:
CAREER MARKに登録している方たちは「何かをやりたい!」という前向きな気持ちを強く持っている人が多いですね。広報という未経験の領域であっても、仕事に対し自分自身を高めて取り組むことができる人材が集まっていると思います。
インターン活動やCAREER MARKさんのプログラムでの経験を通して、「これが得意だったんだ」と自身のことに気づき、やりたいことが明確になっていっているように感じています。

 

―CAREER MARKを利用されてみて感じたことがあれば、ぜひ率直に教えてください。

 

井上:
仕事に対してハードルがなくスムーズに始められる人が多い印象です。CAREER MARKさんが駐在帯同経験の言語化できないプラス面を引き出して補完するなど、登録人材に対して支援されているからだと捉えています。

 

駐在員パートナーのコミュニティであるCM+(メンバー制キャリアプラットフォーム)の存在もポイントと考えています。キャリアアップやキャリアの棚卸しに対し、しっかり取り組んでいる方が多く在籍している時点で、キャリア面やマインド面で一定の基準をクリアした人が集まっていると言えます。
「ブランク部分」がいい意味で経験としてプラスになっていると思います。

 

増田:
CAREER MARKの人材は、多様な国や環境で幅広い経験を積んでおり、様々なバックグラウンドを持つ方が多いです。新しい国へ引っ越して生活したからこそ気づいている「履歴書に書きづらい成功体験やスキル」をお持ちなのも特徴的です。数値では表せない自分の強みやできることを要約して言語化できる人が多いですね。

 

また、仕事に対しての価値観が明確であり、自分の得意や苦手も把握できていることは、自身のキャリアを客観的に見つめるうえで大きな強みです。
人材紹介会社は「人が足りないときに人を紹介して終わり」というイメージを持っていましたが、CAREER MARKでは人材の情報交換を密に行うなど、常に伴走していただいていたので、点ではなく線でつながる支援をしていただきました。

 

入社後、さらに仕事への深度が変わった

―実際に入社されたお二方のご活躍状況をお聞かせください。

 

井上:
Hさんは、ハッシン会議が新規事業立ち上げのタイミングで入社してもらったのでサービスローンチから運営フェーズまで力になっていただいています。

 

Kさんは、元々コンテンツデザインが得意ということでSNSチームにいますが、アシスタントの立場ではなくクライアント対応の最前線に立ってもらい頼れる存在として活躍してくれています。

 

増田:
お二方とも入社後は仕事への深度が変わったと感じています。今まではアウトプットの限定的な部分をやっていただいていましたが、企画部分から入り全体統括をしてもらう機会が増えてきました。
クライアント対応のフロントに立って打合せのリードを取り、質の高いアウトプットを出しながら、プロジェクトの中核部分まで関わっていただいています。

 

さらに、報告や提案にも積極的で、依頼していないことにも自ら気づいて行動してくれるほか、別の視点からの指摘や、見えづらい点の共有もしてくれます。そうした主体的な姿勢は、クライアント様からも高く評価されています。


CAREER MARKの人材は、自ら考えて行動し、企業の目標達成に貢献できる人材が多いと改めて納得しました。

 

人材が活躍する土壌

―ハッシン会議様は海外在住やフルリモートで就業される環境ですが、多様な背景を持つメンバー間で滞りなく業務を遂行するために工夫をされてることはありますか。

 

増田:
コミュニケーションの取り方にも様々な工夫やお互い調整しながらやろうという会社の土壌があります。一例として会議設定では、日本の時間帯に合わせてある程度固定しつつ、柔軟に対応しています。時差の他、国ごとに休みの違いもあります。無理なく持続的に働けることが大切だと考えているため、参加しやすい時間に参加してもらえるよう配慮しています。

 

チームで活動するうえでは、各自の「責任」と「担当範囲」を明確にすることを意識しています。リアル出社のときは自然と見えていた責任の所在も、オンラインでは見えづらく、お互い様子をうかがってしまいがちです。そうならないように役割を明確にして、業務のお見合いが起きないように工夫しています。

 

また、トラブルの兆しがあれば早めに声を上げてもらうようにして、チーム全体で早めに気づけるようにしています。日ごろからコミュニケーションを厚くとり、案件開始前は必ず打ち合わせで共通認識を持つことも大切です。またメイン担当を一人に決めていても、ツールを活用してすぐに誰かがサポートできるような体制を取っています。

 

―今回採用した方が入社した後、お二人とも海外間での(国をまたぐ)転居があったとお聞きしました。働き方への対応はどのようにされているのでしょうか。

 

井上:
駐在員パートナーは、海外滞在中なので働き方の見通しが立てづらい状況だと考えています。雇用側にも柔軟な対応は必要だと思います。

 

一人は、仕事を始めてから2カ国移動しています。どのくらい働けるか見通しを立てるのが難しくもありましたが、働けるタイミングで働けるように調整をし、勤怠を管理していました。
もう一人は就職時がアメリカ在住で、帰国してどこまでコミットできるのかという部分が未知でしたので当初はパートとしてジョインしていただきました。しばらくして本帰国となり、本人からより一層コミットしていきたいという希望をいただき、当社の人材募集のタイミングとも重なり、先日正社員になりました。

 

CAREER MARKは「主体的に活躍の場を広げる人材」の採用ができる

―CAREER MARKと相性が良い企業様はどのような会社だと思いますか。

 

井上:
CAREER MARKでは人材の特性に加えて、滞在中にどのような活動をしてきたかや人柄など履歴書では見えてこない部分もキャッチしている点を高く評価しています。

 

自分の仕事の価値観が俯瞰できているのは、日本を離れて、働く環境に距離をおいたからこそ見えていることだと考えます。日本でずっと働いていたらそこまで考えることもなく、なかなか気づかないですよね。

 

採用候補者のポテンシャルを見極めているCAREER MARKだからこそ、求人ポジションに縛らずに「その人にできること」をご提案してもらえると、スキル面だけでなく適性やポテンシャルにあった活躍の場がさらに広がると思います。

 

主体的に活躍の場を広げてくれるような人材を求めている企業は、ぜひ一度活用してみると良いと思います。

 

―最後に、CAREER MARKに今後期待することを教えていただけないでしょうか。

 

井上:
今回CAREER MARKさんにご依頼して、駐在員パートナーには広報に関わりたい人が想定以上に多いと実感しました。広報関係の就職の世界が広がるような部分で、連携が広がればと思っています。

 

増田:
「駐在帯同中は働くことができないので、帰国後に再度働く」が主流でしたが、コロナ禍以降は、週何日かはリモートワークのような働き方が広がったと体感しています。採用における雇用形態の幅も広がりつつあるのではないでしょうか。今後も、働き方の情報交換をしていければと思っています。

 

―井上様、増田様、どうもありがとうございました!

 

 

主体的に提案やオーガナイズを行う点が評価 

入社した2名は、オーガナイズ力に優れ、依頼されていないことも主体的に取り組める点が高く評価されました。
能動的な報告に加え、別の視点からの指摘や見落とされがちな部分の共有も自発的に行動できる人材として信頼をいただくなど、駐在員パートナーのポテンシャルの高さをしっかり評価いただけました。

 

駐在帯同中のキャリアは「仕事で何もしていない」期間ではありません。渡航前に日本で得た職務スキルに加え、価値ある経験で得たスキルが積み重なっていることを改めて実感できました。

 

ハッシン会議様では、働き方やポジション変更など、見直しを含めて持続可能な体制づくりに取り組まれていらっしゃいます。こうした土壌があるのは、採用人材が長く活躍するには重要な点です。

 

CAREER MARKの人材ならば、働くことに高い意欲を持ち、採用したいポジションに限らずに活躍の場を広げていける人材のご紹介が可能です。採用チャネルの幅を広げることで、これまで出会えなかった優秀な人材と出会えるチャンスがあります。多様な経験を持つCAREER MARKの人材は、組織に新たな視点や価値をもたらす可能性を秘めています。

 

CAREER MARKを通じて、会社の未来を創る人材の採用に向けた一歩を踏み出してみませんか。

 

文:株式会社ノヴィータ(CAREER MARK運営会社)

 

 

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