CAREER MARK公式ブログ

駐妻キャリア支援CAREER MARKのブログです。 駐在妻・もと駐在妻の人材紹介を通して「また働きたい駐在妻」と 「もっと成長したい企業」をつなぎ、 ブランクがあってもまたチカラを発揮できる社会を目指しています。 駐在妻の再就職インタビューやキャリアセミナーレポートなどを掲載中!

駐在妻・もと駐在妻のための仕事探しのはじめの一歩

「長い間仕事から離れていたのだけど、本帰国後の再就職はどうしよう?」
 私はタイに駐在帯同中で、日本で働いていた会社を退職して渡タイしました。同じような不安を持った方はいらっしゃいますか?
 先日、2022年最初のセミナー「駐在妻・もと駐在妻のための仕事探しのはじめの一歩」が開催されました。私と同じような不安を持つ駐在妻の皆様にお答えするための再就職のヒントがたくさんつまったセミナー、今回はそんなセミナーの一部をレポートします。


セミナー概要
テーマ
駐在妻・もと駐在妻のための仕事探しのはじめの一歩

日時
2022年1月19日(水) 10:00~(日本時間)

講師
CAREER MARK共同代表 鎌田 薫
CAREER MARKキャリアコンサルタント 小橋 友美


※CAREER MARKについてはこちら

リモートワークに人材不足、駐在妻の再就職環境にも朗報が

 最近の日本の再就職環境はどのようになっているでしょうか。まずは鎌田からのお話です。
 「リモートワークやフレックスタイム制で子供がいる親のフルタイム就労のハードルが下がっています」。子供の体調がすぐれない時、以前は休みを余儀なくされていました。今後はこれらの制度をうまく活用することで、無理なく仕事をすることが可能になりそうです。
 また今は「歴史的人材不足の時代」だそう。安定した求人数があることで離職期間がある私たち駐在妻も再就職しやすい環境にあるといえそうです。

それなのに駐在妻の再就職はなぜ難しい?

1つ目の理由は「企業から駐在妻の‘’渡航前の仕事‘’や‘’帯同期間’’が見えないこと」

「渡航前の仕事や帯同期間中の経験についてきちんと言語化できていないことが復職のネックになることが多い」キャリアコンサルタント小橋の話です。言葉にできないと企業に伝わらない、そうすると企業はその期間を‘’ブランク(何もしていない期間)‘’と考えてしまい採用を躊躇してしまうのですね。

2つ目の理由は「駐在妻の心理的ハードル」

「帯同中はワンオペ育児、これに仕事が追加なんて本当にできるのかな」「離職期間が長くて自分に何ができるのか分からない」
この思い、筆者も本当によく感じます。あれこれ悩むうちに再就職のタイミングが遅くなる人もよくいるそう。こんな理由が駐在妻の再就職が難しい要因になっていることが分かりました。

再就職のためのヒント

‘’渡航前の仕事‘’と‘’帯同期間中の経験‘’を言語化しよう

「駐在妻の‘’日本での仕事‘’、‘’帯同期間中の経験‘’は企業側にとってすごくポテンシャルがあります」。まずは言語化してみること。CAREER MARKには1 on 1キャリアサポートというサービスがあり、キャリアコンサルタントと話をしながら何が企業側から見て魅力になるのか、一緒にアピールポイントを探すことができるそう。自分の目線だけでなく、客観的な目で自分の強みを発見できるのは嬉しいですね。

キャリアについてマインドチェンジすることも大事

「渡航前勤めていたような大企業でないと」
「リモートワークだけで何とかなるかしら」
自分の仕事に対する希望は、企業から見てどこまで現実的なのでしょうか。
CAREER MARKには、再就職を果たした先輩駐在妻の成功事例がたくさんあります。(CAREER MARK公式ブログ「再就職リアルストーリー」で連載中!)

blog.careermark.net


実際の成功事例を交えながら自分の意識も企業のニーズに歩み寄るマインドチェンジが必要という話がありました。

家事育児との両立のために

「再就職に向けてパートナーと家事育児の分担について話し合うことが大切です」特別ゲストとして招かれた育休後アドバイザーの方のコメントです。共働き夫婦や育休後の職場復帰のサポートを数多くされてきた育休後アドバイザーならではのお話がたくさん聞けました。
 帯同期間中はワンオペ育児だった方も多いのではないでしょうか。
パートナーに協力してもらい、時には家事育児のアウトソースも上手に使うこと。無理なく再就職するためにおさえておきたい大きなポイントでした。

あとがき

あっという間の1時間でしたが、3人の話に共通していたのは「再就職は1人だけでなく複数(チーム)で取り組もう」ということ。
長い離職期間がある私たちが1人で「仕事をしたいです」と企業の前に立つのは、やっぱり足がすくみます。そんなときはぜひCAREER MARKへ。プロのキャリアコンサルタントや同じようにキャリアに関心がある仲間の駐在妻がそこにいます。
1人で難しい再就職活動、上手にプロの力を借りたらいい。私にとっても本帰国後の再就職は悩ましい問題ですが、聞いていて心が軽くなるセミナーでした。第2弾が楽しみなセミナーです!

 

文:CAREER MARKインターン4期 加藤朋子

 

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企業訪問ウェビナー第1回「日本にまだないスキルを広めたい人、募集中!」

2022年6月14日、企業訪問ウェビナーが開催されました。


企業訪問ウェビナーは、日本に帰国していざ「再就職しよう!」と思った時に、
・やりたい仕事がわからない…
・どんな企業を選べばいいかわからない…
と感じておられる駐在妻やもと駐在妻の皆さんに、企業の事業内容や求人情報をわかりやすくお伝えして、企業にご紹介したい、という想いから立ち上げられたものです。

お招きする企業様は、
駐在帯同期間を人間力を高めた期間ととらえ、
もと駐在妻のスキルと意欲を評価してくださり、
時間ではなく成果による評価を重視し、
柔軟な働き方にご理解のある
そんな、CAREER MARKが自信をもってオススメする企業様です。

第一回は、日本プロポーザルマネジメント協会様。 

代表の式町久美子様をお迎えして企業概要や求人情報、お仕事への熱い想いを伺いました。

グローバルスキルを日本に広めたい。日本プロポーザルマネジメント協会

日本プロポーザルマネジメント協会は、組織全体で提案活動プロセス全体をマネジメントし、組織提案力を高める「プロポーザルマネジメント」を日本に普及させることを目的として設立されました。

プロポーザルマネジメントを体系化し、事業開発・入札・提案活動を専門とした国際組織がAssociation of Proposal Management Professionals(以下APMP)で、提案のプロ集団です。

代表の式町久美子様は、日本ヒューレット・パッカードにて法人営業の提案支援チームの立ち上げに携わった際に、提案支援についてもっと深く知ろう!と考えたことがきっかけで、APMPに加入。日本人で初めてAPMPが認定する最上位資格を取得されました。

個人の力量や努力ではなく、情報収集から結果の考察までの工程を可視化し、作業効率と生産性を最大限に高めたチームの力で提案を作っていくプロセスに感動され、“とても良い内容なのに、日本人で私しか知らないなんてもったいない!”という想いから、日本プロポーザルマネジメント協会を立ち上げ、7年目になるとのこと。

企業理念として、“企業の「組織提案力」向上を通じて提案価値を最大化し、人と組織が永続的に発展する社会をつくる”ことを掲げておられます。

式町様のお言葉をお借りして、具体的に言い換えると、

入札や提案型プロジェクトの勝率を3割、4割、5割と高めていくことで、日本を元気にする、ということ。

現在は、日本を代表する企業の研修や大学の必修科目になるなど、ビジネス支援のリクエストが増え、それに応じるための組織体制を強化したいとのことで、求人のご案内がありました。


チームで顧客ニーズに刺さる提案書を作るプロポーザルマネジメント

あまり聞きなれない「プロポーザルマネジメント」という言葉。今回の企画では、プロポーザルマネジメントとは、一体どんなものなのか、短い時間の中でかみ砕いてご説明いただきました。

提案活動全般をマネジメントし組織提案力を高めることがプロポーザルマネジメントで、チームで顧客のニーズに刺さる提案書を作ることを目指します。

 

今回の企画では、より具体的に、

・顧客に伝わりやすくする5つの要素

・どうすれば他社と差別化できる提案書が作れるのか

・良い提案とは何か

・最良の提案を生むプロセスとはどのようなものか

といった内容をお話していただきました。


プロポーザルマネジメントの講座についてもっと詳しく内容を知りたい方は、こちらまで!

ホームページには、勉強会、交流会などの情報もあります。


求人のご案内:右腕となってくれる方を募集!


セミナーの後半では、式町様より直接、求人のご案内がありました。(応募期間は終了しております)

<求める人材>
・理念に共感してくれる方
・やる気のある方
・式町様とタッグを組んで、理念の実現に向けて取り組んでいただける方
・将来的には事務方をすべてお任せできる右腕となってくれる方


<仕事を通して得られること>
・将来的に講師やコンサルタントとして活躍できる道が開ける
・提案書作成のプロフェッショナルになる
・経営に必要な知識や経験を得ることができる


どんなお仕事を任せることになるのか、どんなことが得意であれば仕事内容との相性が良いかなど、具体的にお話いただき、募集要項からだけではわからない想いや情報を得ることができました。

代表 式町久美子様と、CAREER MARK共同代表 三好怜子・鎌田薫の対談

最後に対談形式で、求人案内や仕事内容についてお話がありました。

対談の中で“なぜ駐在妻を採用しようと思ったのですか”と質問すると、式町様はこの3点を挙げてくださいました。

  1. 海外でゼロから生活を立ち上げたサバイバル経験
    環境の整った企業でずっと働いているとなかなか身につかないスピード感や問題解決力が魅力
  2. 今回のセミナーに参加するなど自分のキャリアのために時間を使おうとする姿勢
    スキルを高める意欲のあるAPMPのメンバーとの親和性も高く、お互いに共感できるところがあると思う
  3. 語学力
    もともと欧米発祥のスキルのため業務で英語が必要

もと駐在妻が海外生活をゼロから立ち上げ、整えてきた経験はこうした新しいサービスを広げていくのに生かせるのではないか、といったお話もありました。

私も求められる人材と駐在妻のスキルや様々な経験がマッチしている印象を受けました。


「駐在帯同期間をブランクと考えて門前払いする企業もある」というスタッフからの話には、「もったいない。日本は素晴らしい人の力を無駄にしている。」というCAREER MARK共同代表の三好からのコメントが。そして式町様からは「意気消沈している時間がもったいないですよ!」という励ましをいただきました!

 

あとがき

今回が初めてとなるこの企画、駐在妻・もと駐在妻の意欲やスキルを高く評価し、帯同中の様々な経験に価値を感じてくださる企業様から、直接どんな会社か、どんな人を求めているか、具体的に説明していただける、大変貴重な機会でした。

事前に聞きたい内容を質問できたり(なんと、式町様はすべての質問に文書で回答してくださいました!)、セミナー中にチャットで質問もできたりと、普段なら「やっぱりいいや」と諦めてしまうような疑問にも答えてもらえるのは、CAREER MARKのアットホームなセミナーならではの魅力だと思います。

私たち駐在妻が「もう一度働きたい!」と思った時に、どんな会社かわからない、自分が働くイメージがもてない、という悩みに、正に応えてくれる内容だったと感じました。

求人に応募しなかったとしても、代表である式町様の“仕事にかける情熱”が画面越しでもバシバシと感じられ、これまでの仕事で培ったスキルはもちろん、駐在帯同の経験も活用できそう!自分もステップアップしてみたい!とワクワクしている自分に気付き、大いに刺激を受けました。

そしてなんと、このレポートを執筆中にセミナー参加者から正社員採用が決まりました、とのニュースが入りました!!

晴れて採用になったのは約4年のイギリス駐在帯同経験のある方です。

今回のセミナーで協会のお仕事内容と式町様のお人柄に触れ、ここで長期的にキャリアを描きたい!と応募を決められたそうです。

第二回目の開催も楽しみです!

開催の詳細が決まり次第、このブログやInstagramでお知らせしますね。

 

また、CAREER MARKの運営会社のひとつである株式会社ノヴィータでは今秋、離職経験を経て再就職を希望される方に対して、人材活用したい企業で期間限定の就労機会を提供するサービスをリリース予定です。

www.novitanet.com

スキルも意欲も高い駐在妻の皆さんを企業様へ紹介していく新しいサービスをどんどん進めてまいりますので、こちらもお楽しみに!


文・CAREER MARK インターン5期 早川 沙登子

 

-毎月イベントを開催しています!

詳細が決まりましたらご案内いたしますので

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もと駐在妻が再就職するには?必ず知っておきたい最新事情(後半)~希望の仕事がない!さあどうする?~

こんにちは!駐妻キャリア支援CAREER MARKの小橋友美です。

CAREER MARKは2022年1月中旬、
駐在妻・もと駐在妻のみなさんに向けて、
無料オンラインセミナー「仕事探しのはじめの一歩」を開催します!

 

・駐在帯同後に帰国した方、または本帰国予定の方に向けたセミナーです
・Zoomで開催。「画面オフ/耳だけ参加」も可能です
・参加費は無料です
・日程は「ご参加希望の方」で調整を行い、1月中旬に60分間で実施します
・参加できない方には、後日録画視聴等で対応させていただきます

※受付は終了しました。

 

このnoteでは、セミナーでご紹介する
「駐在妻が再就職するために押さえておきたい!5つの最新事情」
の後半3つをご紹介します。
前半はこちらからどうぞ↓

もと駐在妻が再就職するには? 必ず知っておきたい最新事情(前半)~激変した「共働き」環境をアップデートしよう!~ - CAREER MARK公式ブログ

 

◇押さえておきたい5つの最新事情◇

【最新事情その1】リモートワークで「子どものいる親」のフルタイム就労のハードルが下がっている

【最新事情その2】「歴史的人材不足」突入の日本。ブランクありでも再就職がしやすい時代になってきた

【最新事情その3】ブランクからの再就職は「徐々にステップアップ」で理想のキャリアを実現していこう

【最新事情その4】育休ママパパが取り組む「職場復帰の準備」を参考に「無理のない両立ライフ」を描こう

【最新事情その5】再就職活動は一人で進めない!協力者やコミュニティを最大限活用しよう

・・・

【最新事情その3】ブランクからの再就職は「徐々にステップアップ」で理想のキャリアを実現していこう

再就職を目指す駐在妻・もと駐在妻のみなさんに一番伝えたいこと。
それは、
「1社目で『完璧なキャリア』を目指さなくてもいい」
ということです。

勤務時間が合わないから。
やりたい仕事ができないから。
正社員になれないから。
会社の規模が小さいから。

こうした理由で仕事探しを止めたとおっしゃる方はとても多いです。

でも!
そこで止めてしまうのはもったいない!

再就職は誰にとっても大きなチャレンジです。

新しい仕事の知識やスキルのアップデートも必要でしょう。
例えばここ1、2年で多くの企業がWeb会議システムやチャットツールを導入していて、通勤が当たり前の時代とはコミュニケーションに求められるスキルが変わってきています。

また家庭の変化にも対応しなければなりません。
これまで共働きを数年経験しているワーキングマザー/ファザーと比べても、家事や育児の分担で悩んだり試行錯誤したり、パートナーとの話し合い(ときどき喧嘩?)などなど、共働き家庭が対峙しないといけないことはたくさんあります。

だからこそ、最初から無理をせず「長期的なキャリアの目標」を設定しましょう!
下のような選択肢を知っておくと再就職の可能性がぐっと広がります!

 

・正社員に挑戦できそうな企業でパートや業務委託から始める
・スキルを活かせる業務で短時間の勤務から始める
・やりたい仕事ばかりではなくてもまずはできる業務から担当する

 

実際に、業務委託から正社員への転換を目指すもと駐在妻さんのインタビューや、子どもの成長に合わせてステップアップを目指して転職した駐在妻さんのインタビューを公式ブログで紹介していますよ。

blog.careermark.net

blog.careermark.net

 

【最新事情その4】育休ママパパが取り組む「職場復帰の準備」で「無理のない両立ライフ」を描こう

一般的に「専業主婦の期間が長くなるほど、家庭内の性別役割分業が固定化する」と言われています。
※「性別役割分業」とは、”女性は家で家事と育児をして、男性は外で働く役割分担”を指します。

北欧や欧米でも30年前はそれが一般的でしたが、今はジェンダーレスが一般的になっています。
しかし日本や韓国では、まだ育児や家事の「聖域(夫が関与できない家事や育児のタスク)」を妻が持っている家庭が多いと言われています。

CAREER MARKでは、駐在帯同期間で得た経験は、再就職で大きな強みになる、と確信しています。
実際に再就職したもと駐在妻さんも、帯同経験で得た様々な経験が仕事現場で活かされていると語っており、首都圏で年収600万円以上の収入を得る方も珍しくありません。

しかし、そのためには「共働きを見据えたパートナーとの家事育児分担の見直し」が必須です。
パートナーが単身赴任だったり、離婚しているなどの事情がある場合は、外部リソースの確保も必要になってきます。

実はこうした家事育児分担を考えるときに参考になるのが、育休後の共働き夫婦がどうやって分担を進めてきたか?です。
育休後コンサルタントの山口理栄さんの著書「さあ、育休後からはじめよう」もオススメです。たくさんの自治体や企業がこの内容を研修やセミナーで取り入れています。

今回のセミナーでは、
駐在妻として現地就労をしている育休後アドバイザーから
「共働きのための家事育児の分担」
についてアドバイスをいただきますよ!

【最新事情その5】再就職活動は一人で進めない!協力者やコミュニティを最大限活用しよう

転職活動や復再就職活動は一人でコツコツ行うもの、というイメージを持たれてる方も多いかもしれません。

以前に転職活動をしたことがある方は、同僚や上司に内緒にして面接を受けたりしていたことでしょう。
どちらかと言えば「孤独な」活動だったと記憶しているかもしれませんね。

でも!
もと駐在妻、本帰国予定の駐在妻のみなさまには、再就職活動はぜひ「チームで挑む」ことをオススメします。

ここ1〜2年で急速に「大人の学ぶ環境」「コミュニティの環境」が変化しました。
例えばこんなことが可能になっているのです。

 

・オンラインでいつでもどこでも学べるようになった
・世界中の人とオンラインで繋がり、コミュニティを活かして学び合える、刺激し合える、そんな仲間づくりが容易になった

 

そう、ブランク期間をただのブランクにせず、正社員とは違う立場で幅広い「学び」や「成長」が出来る環境になっているのです!

また、再就職活動においては、「絶対に外してはいけない大事なプロセス」があるんです。
それは、自己分析や職務経歴書の作り方、面接対策です。
最近ではこうした相談もオンラインでできるようになっています。

CAREER MARKでも「1on1キャリアサポート」で、強み発見や、履歴書・職務経歴書の添削サービスなどを行っています!
もちろんすべてオンラインで利用できますよ。

CAREER MARK 1on1キャリアサポート CAREER MARKには、駐在帯同や子育て中の離職を経験したキャリアコンサルタントとキャリアメンターがいます。仕事の経歴 1on1.careermark.net  

初めて、または久しぶりに転職/再就職活動をされる方は、一人で準備をせず、さまざまななサービスやコミュニティを活用して、悔いのない活動にしましょう!

・・・

最後まで読んでくださってありがとうございました。
セミナーでは、今回ご紹介した内容をさらに掘り下げ、具体的に紹介していきますよ!
参加申込みは1/13まで受付中です。
申込みフォームはこちらから。
(希望日時をお選びのうえお申込みください)

CAREER MARK 勉強会お申込みフォーム お手数ですが、以下情報のご入力をお願いいたします。  運営上の参考にさせていただきます。CAREER MARK forms.gle  
 
※受付は終了しました。

「仕事探しのはじめの一歩」勉強会型オンラインセミナー概要

・駐在帯同後に帰国した方、または本帰国予定の方に向けたセミナーです
・Zoomで開催。「画面オフ/耳だけ参加」も可能です
・参加費は無料です
・日程は「ご参加希望の方」で調整を行い、1月中旬に60分間で実施します
・参加できない方には、後日録画視聴等で対応させていただきます

 

文:CAREER MARK キャリアコンサルタント 小橋友美

 

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詳細が決まりましたらご案内いたしますので

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もと駐在妻が再就職するには? 必ず知っておきたい最新事情(前半)~激変した「共働き」環境をアップデートしよう!~

こんにちは!駐妻キャリア支援CAREER MARKの小橋友美です。

CAREER MARKは2022年1月中旬、
駐在妻・もと駐在妻のみなさんに向けて、
無料オンラインセミナー「仕事探しのはじめの一歩」を開催します!

再就職のための情報を1時間にぎゅっと詰め込んだ、勉強会型のオンラインセミナーです。
再就職希望のもと駐在妻さん、そして本帰国予定の駐在妻さん向けに、
知っておくと必ず!役立つ最新事情をお伝えします。

※少人数イベントのため開催日はご参加希望の方と事務局で日程調整をして実施します!
お申込みはこちら→https://forms.gle/9jCjwK5YfMkQLbPq5

 ※受付は終了しました。

 

この記事では2回にわたり、セミナーでどんなことを話すのか、ちょっとだけご紹介しますね。

駐在妻、もと駐在妻のみなさん、
「また働きたい!」
と思ったときに、不安なことはなんでしょうか?

「どんな仕事ができるかわからない」
「駐在帯同期間はブランクだって言われそう」
「まずは何から始めたらいいの?」
「働き始めたら家のことはどうするんだろう」

たくさんの不安をこれまでCAREER MARKでも聞いてきました。

駐在帯同中は、日本の社会変化、特に働く環境の変化に疎くなりがちです。

自分が働いていたのは5年も前だ…という方もたくさんいると思います。
一方でパートナーの赴任先は海外日系企業や駐在員事務所であることから、一般的な日本企業とは大きく異なる働き方やルールであることが大半でしょう。

日本にいたときに見ていた共働き家庭の様子も、きっと魅力的とは言えなかったのではないでしょうか。

しかし!

日本の働く環境はここ1~2年で激変しました。

CAREER MARKでは、もと駐在妻の人材紹介を通じて、様々な企業から「リアルな転職事情」を聞いています。
実際に再就職した先輩駐在妻のみなさんからは、どう再就職活動を進めたのか、そして今の共働きライフについてもインタビューもしています。

今回のオンラインセミナーでこうした情報を知れば
「そうか、じゃあ私でも大丈夫!」
と思えるはず!

どんな情報なのか、今回は5つのポイントをご紹介します。

※詳しい内容は無料オンラインセミナー「仕事探しのはじめの一歩」にご参加ください。

 

◇押さえておきたい5つの最新事情◇

【最新事情その1】リモートワークで「子どものいる親」のフルタイム就労のハードルが下がっている

【最新事情その2】「歴史的人材不足」突入の日本。ブランクありでも再就職がしやすい時代になってきた

【最新事情その3】ブランクからの再就職は「徐々にステップアップ」で理想のキャリアを実現していこう

【最新事情その4】育休ママパパが取り組む「職場復帰の準備」を参考に「無理のない両立ライフ」を描こう

【最新事情その5】再就職活動は一人で進めない!協力者やコミュニティを最大限活用しよう

 

最新事情その3以降はこちらの「後半」から↓

もと駐在妻が再就職するには?必ず知っておきたい最新事情(後半)~希望の仕事がない!さあどうする?~ - CAREER MARK公式ブログ

【最新事情その1】リモートワークで「子どものいる親」のフルタイム就労のハードルが下がっている


コロナで職場環境は激変し「フルリモートワーク」や「リモートとオフィスワークの両方を活用したワークスタイル」の確立を目指す企業が増えてきています。

もはや勤務地を最優先した会社選びが必ずしも必要とは言えなくなってきているのです。むしろ、リモートワークを活用して勤務時間を長くできるようになってきています。
通勤時間と残業がなければ、フルタイム勤務をしながら子供を保育園に迎えに行ける、そんな方は多いのではないのでしょうか?

しかし、企業によって「リモートワークの環境」は異なります

リモートワークを導入する企業には
「目標管理の仕組み」「管理職のリモートマネジメントスキル」
が求められていますが、
同様に、そこで働く従業員にも求められるスキル/能力があります。

再就職に向けて、
企業がどの程度の「リモートワーク体制」を導入しているのか、あるいはご自身が「リモートワーク環境」でも成果が出せるのか、などの見極めが必要です。

セミナーでは、
・仕事復帰の「出勤型」と「リモートワーク環境」のメリットとデメリット
・フルリモートで成果を出すためにどんなスキル/能力が求められる?
・どんな人がフルリモート勤務に向いている?
などを紹介します!

【最新事情その2】「歴史的人材不足」突入の日本。ブランクありでも再就職がしやすい時代になってきた


数年前まで、「専業主婦の再就職」はとても厳しいものでした。
時給1000円前後のパートタイムという選択肢が珍しくなく、わずか数年のブランクであっても主婦から正社員への就職は至難の業でした。

現在の転職市場でも、一部の専門性を持つ人を除けば
「ブランクをブランク期間として過ごしてきた専業主婦」
の正社員への再就職事情は簡単であるとは言い難いのが実情です。

これは雇用側の要因だけでなく、求職者ご自身も「主婦からフルタイムで責任のある正社員の仕事はできない」という「心のハードル」が高いという要因もあります。

しかし、人材不足を背景に徐々に変化が訪れています。
企業内でも、子供を育てながら時短でも成果を上げる女性が増えてきたことや、時短勤務を経てフルタイム勤務となった女性が管理職に登用されることが珍しくなくなってきたことから、「女性の再就職や転職」はハードルが下がりつつあるあるようです。

セミナーでは、実際にブランクありでも正社員として働ける具体的な企業もご紹介します!

・・・

無料オンラインセミナー「仕事探しのはじめの一歩」でお伝えする5つの最新事情、残りの3つは後半にて!

セミナーでは現在参加申込み受付中です!
是非ご参加下さい。
申込みフォームはこちらから。
(希望日時をお選びのうえお申込みください)

CAREER MARK 勉強会お申込みフォーム お手数ですが、以下情報のご入力をお願いいたします。  運営上の参考にさせていただきます。

https://forms.gle/9jCjwK5YfMkQLbPq5

※受付は終了しました。

「仕事探しのはじめの一歩」勉強会型オンラインセミナーの概要

・駐在帯同後に帰国した方、または本帰国予定の方に向けたセミナー
・Zoomで開催。「画面オフ/耳だけ参加」も可能です
・参加費は無料です
・日程は「ご参加希望の方」で調整を行い、1月中旬に60分間で実施します
・参加できない方には、後日録画視聴等で対応させていただきます

 

最新事情その3以降はこちらの「後半」から↓
もと駐在妻が再就職するには?必ず知っておきたい最新事情(後半)
~希望の仕事がない!さあどうする?~

もと駐在妻が再就職するには?必ず知っておきたい最新事情(後半)~希望の仕事がない!さあどうする?~ - CAREER MARK公式ブログ

 

文:CAREER MARK キャリアコンサルタント 小橋友美

 

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CAREER MARK ×サービスグラント プロボノ&ママボノ紹介イベント ~世界中どこにいても自分を活かせる、チャレンジできる!~

こんにちは!

今回のイベントレポートは、2020年夏に続き2回目を迎えるプロボノとママたちのプロボノ「ママボノ」を提供する認定NPO法人 サービスグラントとCAREER MARK共催で2021年7月16日に開催したプロボノ&ママボノ紹介イベントについてです。

今回は、昨年度の同イベントをきっかけに、駐在帯同中に海外からママボノに参加した2名の方に体験談をお話いただきました。

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登壇者の紹介

志賀 美和さん :新卒で製造メーカーに就職し、エンジニアを経験した後に海外営業として、韓国駐在も経験。2019年の育休時に、夫に帯同し、アラブ首長国連邦のアブダビへ。アブダビから5時間の時差の中、オンラインを活用し2020年度のママボノに参加。


難波 弘美さん:新卒から自動車メーカーにて国内営業部門にて勤務。2016年に退職し、夫の海外赴任の帯同として渡米。アメリカテキサス州から14 時間の時差の中、オンラインを活用し2020年度のママボノに参加。
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プロボノ&ママボノとは?

プロボノとは専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し、社会課題の解決に成果をもたらすことを意味します。

一般的に「ボランティア」と聞くとゴミ拾いやイベント受付などの日常的なボランティア活動を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
わたしもイベントに参加する前はそうイメージしていました。

それに対してプロボノが目指している支援は、NPOや地域団体が普段の活動では手がまわりにくい情報発信/業務改善/資金調達などの運営基盤の強化を通じた社会貢献です。

そしてママボノとはママ+プロボノ=ママボノ。
育休中や離職中の女性たちが仕事復帰に向けたシミュレーションや社外の仲間づくり、コミュニケーションの向上、関心が高まる社会課題への取り組みなど社会貢献活動ができる場が「ママボノ」です。

ここまで聞くとなにか専門的なスキルが必要そう、ハードルが高そうと感じてしまいそうですが、まずは新しいことに挑戦したい、やりたいといった気持ちがあってこそ。
その思いをベースとして一般的にポータブルスキルといわれる仕事の経験がプロボノ&ママボノの活動に役に立つとのことでした。

時差がある海外から日本のプロボノ&ママボノ活動ってできる?

登壇者の志賀さん、難波さんは帯同中に2ヶ月間のママボノに参加されていました。
参加されていたプロジェクトの他のチームメンバーは日本在住です。

「時差がある中で海外からどうやって活動されていたのだろうか?」
「チームメンバーとオンラインのみでどのようにコミュニケーションをとっていたのかな?」
とわたしははじめは疑問に思っていました。

トークセッションが進むなかで、お二人のお話では
「時差14時間を活かして活動ができた」
「仲間に頼ってチームとして成果をあげる視点を持てた」
「2ヶ月という短い期間、かつオンラインでの関わり方でも人と人との関係性をつくることができると実感した」とのこと。

時差や海外から活動することがデメリットになるとは感じられず、むしろ活動したからこそ得た気づきばかりでした。

フルリモートで働くことへの自信、自分のスキルが役に立つことに自信がもてた

志賀さんはママボノに参加される前はモヤモヤとした気持ちをもったまま
帯同地のアブダビで過ごされていたころ、ママボノに参加されました。

活動を通じて「フルリモートで働くことへの自信や自分の強みを知り、
価値観の見直しもできた」とのこと。

また難波さんはチームメンバーとお互いにフィードバックしあう機会があり、
そこで「自分のスキルが役に立つことに自信がもてた」とおっしゃっていました。

ママボノ活動を通して、なにかしら自分に自信をもてたという言葉からもわかるようにお二人がイキイキと楽しそうにママボノでの経験をお話されている姿が印象に残っています。

イベントに参加して

たった2ヶ月間のママボノ活動での体験談とは思えないほど、とても充実した内容に聞きいり、あっという間の1時間半でした。

トークセッションでは「活動していくなかで大変だったことはありましたか?」という問いかけにたいしては「2ヶ月の活動期間が短かった」との回答だけ。
大変だったことよりも良かったことが次から次から出てくるという興味深い展開でした。

今回のお話のなかで出てきた
目の前にあることをやってみる、それがなにかにつながる、
気になったものに飛びこんでいくことでプラスになる、なにかにつながる

という言葉は今まさしく実感している最中です。


気になったものにとびこんだことにより現在のわたしのCAREER MARKインターンの活動につながっています。
帯同前に様々な業種、職種でキャリアを積んできたメンバーの物事の進め方やコミュニケーションの取り方など見習いたいと思うことがたくさんあり刺激をもらう毎日です。
わたしのインターン活動はまだ始まったばかりですがこれからの活動にわくわくしています。

※認定NPO法人 サービスグラント 
ママボノ参加はこちらから>>

 

文:CAREER MARK インターン3期 松木有加

 

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一度退職した会社へ再就職「新たな部署で希望の仕事に挑戦」

もと駐在妻の再就職リアルストーリーVol.5

パートナーの海外駐在によって仕事を辞めて日本を離れた女性たち。

「駐在妻」と呼ばれる彼女たちのなかには、帰国後にまた仕事に戻る方もたくさんいます。

以前の会社に戻るのか、別の会社を選ぶのか。

多くの駐在妻が悩むポイントをご自身の経験と意思で乗り越えた方のリアルストーリーを紹介します。

◆プロフィール◆

お名前:Yさん

年齢:36歳

2008年~2014年:アパレルメーカーにて販売

2014年~2015年:カナダ・トロントにてワーキングホリデー

2015年~2016年:アパレルメーカーにて営業アシスタント

2017年    :職業訓練校で半年間WEBデザインを学ぶ

2017年~2020年:アパレルメーカーにてWEB/EC担当

2020年~2022年:ドイツに駐在帯同

2022年~現在 :アパレルメーカー(前職と同じ)にてデジタルマーケティング担当(コンテンツ作成、web広告の企画立案、運用のサポートなど)

 

以前勤めていた会社に戻ったのは「仕事の幅を広げたいから」

――日本に帰国し、駐在帯同前に勤めていたアパレルメーカーの別の部署で再就職をされたのですよね。私もそうですが、以前の会社に戻るか、別の会社で働くか、という選択肢で悩む人は多いと思います。
Yさんはこの点についてはどのように考えていましたか?

Yさん(以下敬称略):以前の会社も別の会社も同列に考えました。休職ではなく退職だったということも大きいです。
帯同期間中も前の会社の人とは連絡を取っていました。今やっていることを話していたこともあり、求人についてちょっと聞いてみようかなという感じで連絡したのがきっかけです。
それと同時並行で人材紹介会社に登録しました。
1年半ほどブランクがあるし、人材紹介会社でどんな求人を紹介してくれるのか、フルタイムで戻れるのか、という疑問や興味もあって、両方の話を聞いて、進めてから決めようかなと思っていました。

 

――以前の会社に戻ったと聞くと帯同前の仕事と同じ部署に戻るような印象ですが、Yさんは違う部署(WEBマーケティング)に再就職されたのですよね。

Y:そうです。帯同前からWEBマーケティングの業務には興味がありました。
もともとはアパレルメーカーのECサイト運営の仕事をしていました。私は関わっていなかったけれど他の人がWeb広告の仕事をしていたため、なんとなく内容もわかっていました。
Web広告は以前から興味があり部署異動も希望していたのですが、部署異動は難しかったです。そのタイミングで駐在帯同が決まり、退職しました。
私の中ではWEBマーケティングは帯同前と違う業務ではあるけれど、全く違うわけじゃないという感覚でした。仕事の幅を広げたい、という気持ちが強かったです。

 

――ということは、慣れた仕事だから以前の会社に戻ったのではなく、帯同前からやりたかった仕事をやるためにそうしたということですね。
帯同前から仕事の幅を広げたいという思いがあったのですね。

Y:はい、これは帯同期間を経て、ということではなかったです。
帯同前の仕事で担当していた物を売るという業務はおもしろかったし、すごく楽しいと感じていたけれど、できる範囲が狭まってしまうと感じていました。
できることを広げる・深めるということができれば、付随してできることももう少しあるなと。よりおもしろい仕事ができそうかな、という気持ちがありました。


――再就職活動を経て、その想いが叶ったということですね。活動中、大変だったことはどんなことですか?

Y:以前の会社が私の希望業務の求人を出しているのを見て、連絡を取り、面接をしていただいて話を進めていました。
でも、100%決まるかはわからなかったので、人材紹介会社経由の選考も同時に進めていました。
人材紹介会社経由の求人は、採用側が、年齢的にも即戦力として経験者を求める場合、今までの実績をみられることが多いと感じました。帯同前には取り組んでこなかった業務にチャレンジしたかったものの、今まで3年くらいやっていたECサイト運営の求人を紹介されることが多かったです。
面接に進んだ求人も、メイン業務は経験のある業務で、プラスで新しく立ち上げるので自由にやってくださいというところでした。他に紹介されたのは、業務内容が経験のある業務のみに決まっているところが多く、以前と同じような業務内容よりもやっぱり仕事の幅を広げたいな、という想いがありました。

 

最終的に再就職先を決めたときは、どんな気持ちでしたか?

Y:仕事の幅を広げるということが優先だったので、以前働いた会社という安心感が決め手になったのかなと思います。
仕事の内容を変えて、さらに会社も変えるとなると、かなり不安だっただろうなと思うのですが、仕事内容は違えど前にいた会社に戻るので知っている人も多かったし、商材もわかっているし、そういった心強さ・安心感はあったと思います。
振り返ってみると、以前働いた会社と人材紹介会社経由の他の会社とを同時に受けたことによって、比較対象があり、自分の中での優先順位がわかりやすくなったと思います。

ドイツと言えばやっぱりサッカー!試合会場へ。

帯同中は自分の気持ちを再確認する貴重な時間だった

――帯同中にはWEBマーケティングの勉強をされ、その経験を活かしてリモートワークもされていたのですね。帯同期間を興味のあることを試してみる期間にしたいという思いがあったのでしょうか?

Y:そうです。
他の「再就職リアルストーリー」でも、興味のあることをやってみる期間とおっしゃる方を拝見しました。

お金はかかるけど、時間の制限はあまりなく、会社に所属しているわけでもないから、興味のあることをやりやすい期間かなと私も思います。

 

――勉強することは帯同前から考えていたのでしょうか。帰国してからの仕事に繋げたいと考えていましたか?

Y:帯同前からなんとなく思っていて、時間ができたし、何かやりたいなと思っていました。ロックダウンで半年くらいは外出もしにくかったし、家の中にいる時間も多かったので勉強しようかなと。日本の会社がやっている講座で、コロナ前は対面でしかやっていなかったものも、オンラインで受けることができました。
WEBマーケティングについてはなんとなく内容は知っているけど、自分に合うのか試しにやってみようかなという気持ちで勉強を始めました。
絶対に仕事に繋げたいというよりは、自分の中の再確認の意味もありながらという感じでした。

――リモートワークも勉強した内容に関連したお仕事を業務委託で行っていたのですね。どのようにして見つけたのでしょうか。

Y:クラウドソーシングサイトで探しました。結構案件があって、面接も受けました。案件は、内容によりけりで、WEB・EC関連は結構ある印象で、単発のものもあれば、継続して実施するものもありました。
リモートワークをすることに対して夫の会社の制限はなかったけれど、お金を稼ぐというよりは、経験値がほしいと思っていました。

 

 

――実際にやってみて、どのようなことを感じましたか?再就職後の仕事に活きていると感じますか?

Y:そう思います。勉強は座学としてできるけど、実際に手を動かしてみると違うことがわかりました。帯同中は週10時間程度の稼働でしたが、ベースの知識があったからこそ、今の仕事の中でもやりやすい面があると思います。
また私はもともと個人向けメーカーや小売など、BtoCの事業会社にしかいたことがなく、広告代理店のようなBtoBは経験がありませんでした。立場が違うとやり方も違うということを学べたと思っています。
やはり自分はBtoCの事業会社・メーカーに行きたいなという気持ちを再確認できました。
今後の仕事を考える上でも確認できたことは良かったです。

 

――帯同期間中には、ドイツ語の勉強もされていたそうですね。途中で対面授業からオンライン授業に切り替わり、モチベーションを保つことに苦労されたと伺いました。

Y:ドイツ語はある程度必要だったから「しなきゃいけない」という気持ちが強くあったかもしれないと思います。初めの2ヶ月は楽しかったけれど、再度ロックダウンになってしまって、1日3~4時間のオンライン授業を受けるのはけっこう大変でした。
他に受けていた人は移民の方が多く、「なぜドイツ語を学んでいるのですか?」と聞かれたら「ドイツで働きたいからです」というように目的を持って学んでいる方がほとんどでした。ある程度目的があってドイツ語を学んでる人たちの中に入ると、モチベーションの差も感じてしまって。
自分から進んでやりたい!ということじゃないと、なかなか続かないんだな、ということがわかりました。

マスクのラッピングが施された電車

再就職活動のカギは、「言語化」と仲間からのフィードバック

――再就職したのは4月からと伺いましたが、いつ頃から活動をスタートしましたか?

Y:帰国予定がわかったのが前年の12月初旬でした。もともとあと半年〜1年いるかの予定でしたが、翌年の2月末に帰ることが急に決まりました。
決まった次の日から本格的に動きました。
職務経歴書はすでにある程度形になっていました。2回くらい転職した経験があったのと、CAREER MARKのインターンをしていたこともあり、「早めに言語化した方がいい」というアドバイスを聞いていたので。

 

――帯同中から少しずつ準備をしていたのですね。

Y:ちょっとずつ時間があるときに作っており、時間があるときにブラッシュアップするようにしていました。
職務経歴書の準備ができていると、急に本帰国が決まっても、人材紹介会社にすぐ登録できたので、スタートダッシュはかけやすかったと思います。
帰国が決まってから、CAREER MARKの1on1キャリアポートを受けたのですが、ほぼできていた職務経歴書のチェックと、自分の方向性・想いの確認を目的にしました。職務経歴書の内容や自分の強みなどを人に話すことで、整理できたと思っています。

 

――1on1キャリアサポートのようなサービスを利用する際に目的を明確にしておくと、より有効に活用できそうですね。今までのご自身の仕事内容の言語化は、具体的にどのように進めていましたか?

Y:以前にCAREER MARKのセミナーで、言語化した方がいいよというのを聞いて、スプレッドシートに今までの業務内容を書いて、やってきたこととその時どう思ったかを羅列していきました。
細かいかもしれませんが、例えば何か資料を作るときにも、「この資料を作った時にどう思っていたか」を箇条書きでスプレットシートに書いたりもしました。
それから、日記という程ではないけれど、帯同期間は意外とあっという間に過ぎるので、1ヶ月ごとに1ヶ月の振り返りをしていました。「こう思った」「来月はこうしよう」というようなことを、思いついたときにメモしていました。
実際に、面接を受けた時に「今後どうしたいのか」と聞かれたとき、メモを見返すと話しやすくなりました。
これはCAREER MARKがきっかけになっていたと思います。
インターン活動や共同代表の鎌田さんとの中間面談、セミナーを聞く機会もあり、言語化は大事だと目にしてきたので、自分でもやってみようということでちょっとずつやっていました。

 

――CAREER MARKのインターンに参加して、得られたものもありましたよね。

Y:「言語化」ということを聞いていなければ、多分ネットで検索しても「言語化することが大事」ということは目につかなかったと思います。
インターン活動を通じて、ネットだけで調べても出てこなかったことがわかりました。鎌田さんとの中間面談やインターンの同期からフィードバックしてもらえることが多かったので、自分の強み、得意なことや好きなことを把握できたことは、今後働く上でもよかったかなと感じています。

 

――第三者から見た自分って、なかなかフィードバックをもらえる機会がないですよね。普通に働いていたとしても、明確なフィードバックがもらえないこともあります。

Y:そうですね。「こういうことが得意なんじゃない?」って言ってもらえたので、面接でも自分の強みを聞かれたときに、そういうフィードバックをもらっていると話しやすかったです。自分が、こういうことはちょっと苦手かな、ということも分かりました。
直接的に「再就職できたという理由は何ですか?」と聞かれると難しいけれど、こういったことの積み重ねなのかなと思いました。

ドイツの市場。三角屋根がかわいい!

「やってきたこと」+「学んだこと」でやりたい仕事を掴んだ

――駐在帯同が決まると、「これから私のキャリアはどうなるんだろう」と悩む方も多いと思います。でもYさんは自然体で興味があることに対してきちんと準備をされてきた印象を受けました。

Y:今回の再就職に限らず、これまでも、「今までやってきたこと」+「学んだこと」を伝えて転職活動をしてきました。
これまでの職歴もアピールしながら、それだけじゃなく「やりたいことも学んでいます」と伝えると、未経験の分野でもうまく選考が進んだことがありました。
こうしてこれまでやってきた経験があるので、帯同中も落ち込みすぎず「これまでの経験は今後も活かせるはず」「じゃあやりたいことを学ぶ期間にしよう」と思えたのかもしれません。
以前と同じ仕事をすることもいいけれど、どんどん新しいことをやりたい、できることを広げたい…そういう性格なのもあるかもしれませんね。

 

――帯同中に経験したリモートワークも、それまで実務としては未経験の内容でしたよね。

Y:はい、未経験の内容でした。
前職と少しだけ関係しているということと、その業務について勉強していた、ということで契約していただけたと思っています。たまたまタイミングが合ったのと、契約先の方が、実務経験がしっかりあるかということよりも、考え方を見てくれていたようです。
ここで面接を受けるときにも、準備していた職務履歴書を使うことができました。

 

――再就職活動を経た今、帯同生活全体を振り返ってどのように感じていますか?

Y:良かったかどうかで言うと、半々ぐらいかなと思います。海外に行ったから、考える時間ができた、という部分は良かったかなという部分ではあるし、もし行かなかったら行かなかったで、また別の道があったのかな、とも思っています。

 

――駐在帯同で「私のキャリアはどうなるんだろう」と悩む人も多いのですが、Yさんはむしろ再就職先を決める際のポイントを再確認され、帯同前からやりたかった仕事に就いたのですね。
自由にチャレンジできる帯同中だからこそ何がしたいか考えてやってみる。
そういう行動が新しい未来を開いてくれるというYさんのストーリーは、きっとこの記事を読んでいる方の励みになると思います。
最後に、これから再就職を控える駐在妻・もと駐在妻へのアドバイス、メッセージをお願いします。

Y:駐在帯同期間中はやってみたいことに挑戦できる期間だったと帰国してから感じています。やってみたことで自分の強みにできそうなことや苦手と感じることも把握できました。
仕事を辞めて帯同することは自分にとってやはり大きな出来事でした。
帰国してからまた働けるのか不安だらけの中でCAREER MARKの存在を知り「頼れるものがあるんだ」とほっとしたことを覚えています。自分ひとりで悩まずに、頼れるものに頼りながら進みたい方向性を見つけていけると良いのではと思います。

 

――Yさん、どうもありがとうございました!新しいお仕事でのご活躍を祈っています。


インタビュー・文:CAREER MARK インターン 4期 栗橋 由佳

文責:CAREER MARK 小橋 友美

 

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The Origin of CAREER MARK

 

今回はCAREER MARK(以下CM)のOrigin(創業と成り立ち)にフォーカスして、スタッフのようなコアメンバーでもない、でも完全に外部の者でもない第三者目線で、インターンという立場からCMの魅力をお伝えしてまいります。


5名で実現したOne Team
~ 多様な働き方でそれぞれのスキルを発揮する精鋭メンバー ~

 CMは共同代表である鎌田薫と三好怜子の2名で立ち上げた駐在妻のキャリア支援・人材紹介サービス。2018年に2年のロンドン駐在帯同を終えて帰国した鎌田が、大学時代からの友人であり株式会社ノヴィータ代表取締役でもある三好に、キャリアに対して感じているモヤモヤを打ち明けたところからCMの構想がスタートしました。

「海外駐在帯同した駐妻が帰国後も活躍できるように。まずは駐在妻がキャリアを考える場所をつくりたい。」そんな鎌田の想いを、三好が道筋を立てて1つずつステップを積み上げる形でプロジェクトから少しずつ事業化していき、その後キャリアコンサルタントの林眞帆・小橋友美、企画運営マネジメントを担当する松浦理恵が加わる形で、2020年4月に駐妻キャリア支援・人材紹介サービス「CAREER MARK」を開始しました。

CMの運営形態として特徴的なのは、全員が企業への“就職”という形ではなく、それぞれのスキルと役割を担いながら多様な働き方でCMを展開していること。図らずも新型コロナウィルス流行による緊急事態宣言の真只中で創業しましたが、もともとCMとしての固定のオフィスを持たずにオンラインでプロジェクトを進めていたこと、セミナーなどのサービス提供に関しても緊急事態宣言発令前にオンラインに切り替え、粛々とオンライン化への準備をすすめていたこと、運営メンバーそれぞれの役割が明確で、強みと稼働時間を各々が調整しながら仕事をしていたことで、100%のオンライン状態でも活動を止めることなく前進することができているといいます。

性格も強みも全く違うという5人。実際に、とある自己診断ツールでそれぞれの強み・弱み・傾向を分析した結果を比べてみると、見事に全員の特徴が違い、それぞれの強みを生かして、お互いの弱みは補い合う形でバランスが取れていたそう。それぞれ物事に対する視点も違うからこそ、意見が一致しないことも度々あるけれど、その度に問題点や新規案件に関しても建設的な議論の末にいい結論が導き出せることが多いといいます。


社会が求める人材とCAREER MARK人材の親和性
~ 企業も本人も気づきにくい駐妻のポテンシャル ~

運営メンバーが日本人駐在妻と接する中で感じていること。それは、日本でのキャリアを積み、優秀なスキルを持っていながら帯同中に働けないモヤモヤや帰国後のキャリアに不安を感じている人が実に多いこと。そして本人が駐在妻であるうちは「キャリアのブランク」と捉えてしまうことがあるということ。しかし、キャリアコンサルタントの視点からするとこれは真逆だと言います。駐在妻の日常は“想定外”なことが多々起こります。それに日々対処策を講じながら乗り切るスキルを自然に身に着けてしまっている。お金では買えないほどの経験値を積み上げている期間ともいえるとのこと。

それは、正に現在社会が求める人材とマッチする確率が高いそう。問題はそんなスキルと経験値が駐在妻にあることを本人が気づく機会は少ないこと。ましてや、駐在妻にそのようなポテンシャルがあることに気づく企業もまた少ないのが現状。
 
そこにこそ、駐在妻の人材価値に気づいてもらい顕在化させてマッチングするCAREER MARKの存在意義があると言えるのではないでしょうか。

 

同じモヤモヤを抱えた経験を持つからこそできるサポート
~ 点の支援ではなく伴走するスタイル ~

 

 一般的な人材紹介サービスと比べた時にCMの特徴を挙げるとしたら、運営メンバーもキャリア志向の駐在妻と同じようにキャリアに対するモヤモヤを抱えた経験を持っているということ。当事者の気持ちがわかる運営メンバーがキャリア支援をしているという点かもしれません。

その運営メンバーがキャリア相談だけでなく、セミナーなどを通して、本人も気づいていない駐在帯同期間で得た本人の「強みと売り」の掘り起こしも一緒に行う。更にそれは、渡航前から駐在帯同中、帰国後までサポートプログラムが整っていることが特徴とも言えます。


後記


私がCMの存在を知ったのは、北京駐在帯同からコロナの影響で一時帰国をしていた2020年7月頃のこと、CMとプロボノ紹介企業の共同開催イベントでのことでした。一時帰国という中途半端で日本の企業就職もまだ検討できる段階ではない宙ぶらりんな時期に「駐在妻のキャリア支援をしている企業がある」そして「駐在妻経験者が実際に活躍している」と知ることができたのは大きな希望となりました。

本帰国した現在、CMの広報のお手伝いをさせていただけているのは駐在帯同で得た経験とご縁のお陰と改めて嬉しい気持ちになってしまいました。キャリアにモヤモヤして悩んだ分、働き方と向き合った分、得たものも大きいと1人回想しております。

これからも、CMが駐在妻と企業、駐在妻同士など沢山の素敵な縁結び企業でありますように。私も微力ながら引き続きお手伝いしたいと思います。


文:CAREER MARK インターン1期 ますだゆうこ

 


参考)
CMは株式会社ノヴィータが提供する駐在妻キャリア支援・人材紹介サービス。海外リアルコミュニティの運営サポートを行う株式会社エフ・ケイジャパンと共同で運営しています。

▼詳しくはこちらのニュースリリースをご覧ください▼
ノヴィータ、駐在妻キャリア支援・人材紹介サービス「CAREER MARK(キャリアマーク)」を開始|ニュース|株式会社ノヴィータ (novitanet.com)

 

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