CAREER MARK公式ブログ

駐妻キャリア支援CAREER MARKのブログです。 駐在妻・もと駐在妻の人材紹介を通して「また働きたい駐在妻」と 「もっと成長したい企業」をつなぎ、 ブランクがあってもまたチカラを発揮できる社会を目指しています。 駐在妻の再就職インタビューやキャリアセミナーレポートなどを掲載中!

【1on1キャリアサポート 体験レポ】vol.3 職務経歴書の書き方講座

2021年8月より始まった「1on1キャリアサポート」サービスでは、帯同経験のあるキャリアコンサルタントやキャリアメンターが、駐在妻ならではのキャリアに関する悩みや課題をサポートしています。サービス開始直後から世界の駐在妻・もと駐在妻の方々から続々申込みを頂いております!

今回は、「1on1キャリアサポート」サービスの一つ「職務経歴書の書き方講座」の体験レポートをお届けします。

 

*職務経歴書の書き方講座*

アピールできる職務経歴書の書き方を知る講義形式のワーク。Zoomを使ったWebレッスンです。「初めての転職活動だから基本から知りたい」「帯同期間の部分だけ」など、ご希望に合わせた内容をご提供します。

 

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受講者(筧中莉紗)
・滞在国:タイ バンコク
・滞在開始:2019年11月~
・滞在期間:2年
・相談メニュー:職務履歴書の書き方講座
・職歴:銀行員として12年勤務。転職経験なし。現在、休職制度を使って駐在帯同中。
・現在検討中の帰国後のキャリアについて:休職中のため、元の職場に戻ることもできる。しかし、せっかく外の世界を見たのだから、別のキャリアも検討してみたいものの、この企業でこの仕事がしたい、という明確なものはない。
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キャリアコンサルタント(小橋友美)
・国家資格キャリアコンサルタント
・米国CCE,Inc認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
信託銀行に10年勤務、採用業務などに従事。出産後、「仕事と家庭の両立」「アイデンティティ喪失感」「描けないキャリア展望」に悩んだ自身の経験も活かし、ライフスタイルの転換期のキャリアデザインをサポート。特に、出産や育児、配偶者の転勤によって退職した女性に向けたキャリアコンサルティングを専門分野としている。ママ向けキャリアセミナーを多数開催。WEBメディア「LAXIC」でコラム執筆中。
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▼小橋友美については、こちらのインタビュー記事もご覧ください

blog.careermark.net

職務経歴書が書けない!

プレ駐在妻のみなさま、駐在妻のみなさま、職務経歴書を書いたことはありますか?私は、転職を一度もしたことがないので、職務経歴書のフォーマットを見た事もなく、どのような項目を書けば良いのかも知りませんでした。

ですが、1on1キャリアサポートの中で特に興味があったのが、今回レポートする「職務経歴書の書き方講座」です。

なぜなら、2021年8月13日CAREER MARKメールマガジンで「駐在妻は、通常の転職者に比べて、履歴書・職務経歴書のハードルが高い。そのままでは転職市場で自分のやりたい仕事をつかむことができないんです!!」と書かれていたからです。「職務経歴書くらい書けるでしょ。だって一生懸命仕事してきたのだから。」と思っていた私は、この一文で一気に焦燥感に駆られました。

そして、体験レポートをさせて頂く、ということになり、いざ職務経歴書を目の前にすると、どう書いて良いかわからない!詳しく言うと、10年以上仕事を頑張ってきたのでネタはあるのですが、その中のどのネタが、自分が再就職したい先にグッときてもらえるのかがわかりませんでした。そもそも自分がどこの会社のどの職種に再就職したいのかを明確にしなければ、職務経歴書を作成することは不可能なのだろうか?と混乱のまま何とか職務経歴書を書き上げ、講座が始まりました。

素直に自分の心境をお話すると、私のような状況の人には、以下のステップで職務経歴書を作成し始めると良いと教えて頂きました!

職務経歴書を書くときのステップ

Step1.職歴の棚卸し(職務経歴、業務内容、実績)

自分が携わった仕事、業務、実績をまず書き出してみてください。書く上でのポイントは、数字を書くことです。面接官は数字を見ているので、言葉で説明するよりも数字を出した方が伝わりやすいです。そして、数字は忘れやすいので記憶が新しいうちに、書き留めておくようにすると良いと思います。

今はまだ明確に再就職先が決まっていなくても職歴を全て棚卸ししておくことで、再就職したい先が決まった時に職務経歴書が書きやすくなります。

 

Step2.自己PR

再就職先が明確な方が自己PRを書きやすいのは事実です。今回は自分の強みに気づくきっかけをひとつご紹介します。

仕事中、または離職時に掛けられた労いや感謝の言葉を思い出してみてください

①「月末の多忙を見越して事前に準備していたから、スムーズに仕事ができていたね。」
②「常に風通しの良い職場を意識して、積極的にコミュニケーションを取っていたね、ありがとう。」

など、きっと色々な場面で声をかけてもらっていますよね。これこそ正に自己PRなのです。しかも自分が工夫したポイントまで織り込まれています。

①「強み:計画性がある。工夫した点:事前に準備をした。」
②「強み:職場環境を改善。工夫した点:自ら積極的にコミュニケーションをとる」

というように置き換えることができます。

再就職したい先が明確でないうちは、書いた内容が抽象的かもしれませんが、はじめのうちはそれでも大丈夫です。仕事人の感覚が薄れてしまう前に、可能な限り自己PRのネタを書き出しておきましょう。

また、面接官が自己PR欄を見る時は、「細かい何をした」というよりも、課題を見つけられる人間なのか(課題感を持っているのか)、そして、どうしたいと思ったか(ゴール設定ができる人間か)さらに、その結果どう評価されたのかを見ている事も意識しながら書いてみてください。

ここまでくると自分の引き出しを全部出し切り、自分像をしっかりと掴めている状態かと思います。

 

Step3.求人を見出す

自分の強み、自分像をしっかり把握したら、自分の想いが叶えられる再就職先はどこなのかを検討し始めるのが良いかと思います。

本帰国済、本帰国が見えている方は、求人を見始め、駐在帯同中の方は様々な業界、業種の人に仕事の話を聞くと良いと思います。

さて、インターン3期生がお届けしてきた「1on1キャリアサポート」体験レポートも今回が最終回です。そこで、1on1キャリアサポートの効率的な活用方法も教えて頂きました!

1on1キャリアサポートの上手な使い方

1on1キャリアサポートの主なメニューは、「個別相談」「強み発見講座」「職務経歴書の書き方」「履歴書・職務経歴書の添削」の4つです。
筧中さんのような状況(心境)の方には、以下の順番で活用されるのをおすすめします。

1. 個別相談:まずは個別相談を受けていただき自分の帰国後のキャリアについて考えていることなどオープンにお話しください。

2. 強み発見講座:個別相談で話している中で、「自分の強みがわからない」「自分では気づいていない強みを知りたい」と思った場合は、強み発見講座を受講することをおすすめ致します。

3.職務経歴書書き方講座:今回の記事を参考にして頂きつつ、ご自身でまず職務経歴書を書いてみてください。その中で悩みや書けない部分があった場合、相談をお受けしたいですし、すでにこの業界、業種に再就職したいと決まっている方にはより具体的なアドバイスをお伝え致します。

4.職務経歴書添削:再就職したい先が明確になり、職務経歴書を書き上げてからご受講ください。添削受講前に、職務経歴書書き方講座を受講されることをお勧めしております。

上記は一例なので1on1キャリアサポートを上手に活用したい場合は、ぜひ一度ご連絡を頂ければと思います!

あとがき

CAREER MARK でインターンをさせて頂いていて本当によかった。と改めて思いました。そして、体験レポートを書きたいです!とあの時に手を挙げて本当によかったと思えるくらい、自分の仕事人マインドを呼び覚ますまで時間がかかりました。これがもし数ヶ月後だったら完全に忘れてしまっていたかもしれません。

これを読んでいる方の中には、「キャリアコンサルタントと面談」となると、キャリアについて明確なビジョンを持っていなければ、と思う方もあるかもしれませんが、今のまま・等身大のまま受講されて大丈夫です。

キャリアコンサルタント、キャリアメンターの方が上手に自分の内面を引き出してくれます。一人で悩んで時間が過ぎていってしまうのは、とてももったいない事です。思い切ってプロの手を借りて、自分の強みを発見し、それを活かせる自分の望むキャリアを手に入れていきましょう!私も、まずは個別相談に申し込みをしたいと思います。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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文:CAREER MARK インターン3期 筧中莉紗

 

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